叡敦(えいちょう)さんは50代の僧侶で約14年間に渡り、60代の住職から日常的に性暴力を繰り返し受け、心理的な恐怖が未だに拭えず、フラッシュバックがひどく現在も治療中であるようです。
この事件の裏には叡敦(えいちょう)さんの亡き母のいとこである大僧正とのきっかけで起きたようです。
被害者である叡敦(えいちょう)さんがいた四国の天台宗のお寺はどこなのか?
母のいとこである大僧正は誰なのか?
見ていきたいと思います。
叡敦(えいちょう)の訴えた内容について
叡敦(えいちょう)の訴えた内容については以下の通りです↓↓
叡敦さんは、ことし1月、都内で開いた会見で「長い間、僧侶Aから性加害や恫喝、暴力による心理的監禁を受けてまいりました」と語り、2009年から、およそ14年間にわたって四国の寺の60代の男性僧侶に心理的に支配されていたと明かしました。 叡敦さんは、男性僧侶から「坊主に逆らうと地獄に落ちるぞ」などと脅され、寺で繰り返し性的暴行を加えられたほか、尼僧として寺に住むことを強制され、毎晩、髪をそられていたといいます。
Yahooニューズより
現在、事実確認を行う為、天台宗が女性への聞き取り調査を開始したようです。
この内容が真実であれば、信仰心を利用した悪質な行為といってよいでしょう。
事件の詳細内容
それではどのような経緯だったのか見ていきたいと思います。
大僧正は叡敦氏の母のいとこで、日本仏教を代表する苦行・比叡山千日回峰行を成し遂げた数少ない北嶺大行満大阿闍梨の1人。叡敦氏は自身が小学生の頃に阿闍梨となった大僧正を、「生き仏」と「畏敬していた」。
平成21年(2009)7月に母が死去。遺言に従って大僧正に供養を依頼すると、「一番弟子」である四国の寺の住職を紹介されたため、4日後に面会した。
程なく住職のつきまといが始まり、ストーカー行為に発展。同10月に叡敦氏を「寺に呼び出し、強制的に性行為に及んだ」。
住職は「説教を交えつつ頻繁に性行為を強いる」ようになり、「坊主に逆らうと地獄に落ちるぞ」などと繰り返し恫喝。叡敦氏の心身を虐待し続けた。
仏教タイムス
えいちょうさんの母の死がけっかけからこのような事件に発展してしまったようですね。
子供の頃から天台宗の信仰心が身についていただけに、ご自身も非常にショッキングだったとうかがえます。
叡敦氏は「何度も大僧正に助けを求めた」が、逆に大僧正は現金を彼女に押し付けるなど「隠蔽」に腐心。住職は平成22年3月、彼女の髪を剃って「叡敦」と名付け、偽尼僧として寺に居住させ性行為を強要し続けたという。平成29年(2017)10月、外部の援助で寺を脱出し女性シェルターへ。複雑性PTSD・うつ病と診断された。
仏教タイムス
叡敦の四国の天台宗のお寺はどこ?
叡敦(えいちょう)さんが被害にあった四国の天台宗のお寺は香川県郊外にあり、特定はできませんが22箇所の寺院がわかりました。
ニューポストセブンの記事の中にこのような内容が記載されていました↓↓
A氏=加害者・僧侶
B氏=大僧正で現在6人しかいない高僧のひとり
B氏から「一番弟子のA氏」が住職をする香川県郊外のY寺を訪ねるよう指示された。B氏は比叡山で7年間の厳しい修行を成し遂げた者だけに許された「北嶺大行満大阿闍梨(ほくれいだいぎょうまんだいあじゃり)」という称号で呼ばれる、現在6人しかいない高僧の1人。叡敦さんも「生き仏」と敬う存在だった。ちなみに阿闍梨とは、サンスクリット語で「他を導く高僧」を意味する。そんなB氏の指示から、不条理が始まった。
ニューポストセブンより引用
香川県郊外のY寺と記載されていますね。
おそらく香川県郊外の寺院のどこかであることがわかります。
調べてみました。。
香川県天台宗の寺院は22箇所
天台宗のホームページの全国の天台宗の寺院のデータベースで調査しました。
以下の22の寺院が出てきました↓↓
- ①行泉寺(ぎょうせんじ)
- ②克軍寺(こくぐんじ)
- ③久米寺(くめじ)
- ④妙法寺(みょうほうじ)
- ⑤玉龍寺(ぎょくりゅうじ)
- ⑥香古寺(こうこじ)
- ⑦大通寺(だいつうじ)
- ⑧四国善光寺(しこくぜんこうじ)
- ⑨大福院(だいふくいん)
- ⑩長尾寺(ながおじ)
- ⑪玉泉寺(ぎょくせんじ)香川県高松市番町
- ⑫玉泉寺(ぎょくせんじ)香川県高松市宮脇町
- ⑬神護寺(じんごじ)
- ⑭文殊院(もんじゅいん)
- ⑮専光寺(せんこうじ)
- ⑯山大寺(やまだいじ)
- ⑰鷲峰寺(じゅうぶじ)
- ⑱万灯寺(まんどうじ)
- ⑲薬師寺(やくしじ)
- ⑳根来寺(ねごろじ)
- ㉑坂出大峰山上教会(さかいでおおみねさんじょうきょうかい)
- ㉒秋應院教會(しゅうおういんきょうかい)
この中に叡敦(えいちょう)さんが被害をうけた寺院があるようです。
さてどの寺院なのでしょうか。。。
わかり次第追記したいと思います。
大僧正は阿闍梨のひとりで母のいとこだった!
そして驚いたことに、大僧正である人物は叡敦(えいちょう)さんの母のいとこにあたる人物でした。
大僧正は叡敦氏の母のいとこで、日本仏教を代表する苦行・比叡山千日回峰行を成し遂げた数少ない北嶺大行満大阿闍梨の1人。叡敦氏は自身が小学生の頃に阿闍梨となった大僧正を、「生き仏」と「畏敬していた」。
仏教タイムス
叡敦さんの従叔父にあたる大僧正は、僧の最高位にあたります。
現在6人しかいない滋賀県・比叡山での千日回峰行を満行した「北嶺大行満大阿闍梨(ほくれいたいぎょうまんだいあじゃり」の1人だと言うことが判明しました。
北嶺大行満大阿闍梨の6人は以下の通りです↓
- ①叡南俊照大阿闍梨(昭和54年満行)
- ②光永覚道大阿闍梨(平成2年満行)
- ③上原行照大阿闍梨(平成6年満行)
- ④藤波源信大阿闍梨(平成15年満行)
- ⑤光永圓道大阿闍梨(平成21年満行)
- ⑥叡南浩元大阿闍梨(平成29年満行)
現在、叡敦さんの従叔父にあたる大僧正は80歳くらいだと言われています。
この中にいらっしゃる可能性は高いようです。
この大僧正は現在関西の寺院にいらっしゃるとのことです。↓↓
北嶺大行満大阿闍梨という人物はきびし修行を乗り越え、精神的に非常に強い人物です。
仏教の教えを深く理解し、人々を導くことができる存在として尊敬されている立場なのに、このような事件が起こったことは衝撃的であり、世間の印象も非常に悪く「宗教」という定義が崩されていく昨今。
えいちょうさんは大僧正と住職の2人に長時間に及ぶ恫喝、洗脳、暴力を14年間繰り返され、複雑性PTDS障害とうつ病を発症させてしまいました。
天台宗の調査と記者会見、無事終わりました!記者会見にご参加くださった皆さま、ありがとうございました! pic.twitter.com/8bqOJxU7Co
— 叡敦(えいちょう) (@eicho_yakushi) March 4, 2024
記者会見を終え、笑顔も見られるようになったようですね。
えいちょうさんの心の回復が少しでも良い方向に進むことを祈っております。。