山梨県富士河口湖町の駅から徒歩5分圏内にあるコンビニ「ローソン河口湖駅前店」。
ここは外国人観光客が、富士山と店の看板を同時に写真に収められると、人気のビュースポットです。
有名なインフルセンサーがSNSに写真を投稿したのがきっかけで、1年以上前から人気で外国人観光客が殺到しています。
しかし、マナー違反の状況が耐えない為、道路を挟んだ向かい側の歯科医院では撮影ができないように、2024年4月30日から黒幕を設置することにしました。
そのマナー違反な行為で黒幕をする理由を5つまとめてみました。
河口湖・富士山ローソンの場所はどこ?
では、河口湖にある富士山が見える噂の人気のスポット「富士山ローソン」の場所を見ていきましょう。
こちらの場所は
ローソン河口湖駅前店
〒401-0301
山梨県南都留郡富士河口湖町船津3495-2
です。
富士急行線・河口湖駅から徒歩2分の場所に位置します。
タイの人気俳優・プラチャヤー・レァーンロードのSNSでブレイク
この富士山ローソンの場所が聖地として人気になったきっかけは、タイの人気俳優・プラチャヤー・レァーンロードのSNSでの投稿がきっかけで、世間に知れ渡りブレイクするようになりました。
プラチャヤー・レァーンロードさんがインスタに投稿したところ、店舗の上に「富士山が乗っているようだ!」と話題になり、2023年くらいから外国人観光客が殺到しています。
片側1車線の道路に、多い時は30人を超える外国人観光客がずらりと並んでスマホを構えるそうです!
確かに魅力的なビュースポットですね!
外国人に人気なのは頷けます!!
黒幕を設置する場所は?
これだけ人気になると、観光客が増えるのは有り難い事でもある反面、道路やその周辺の施設にもマイナスな影響を与えているのも事実のようです。
特に影響があり、黒幕を設置することになった場所は「ローソンの前にある歯科医院」です。
この歯科医院の前で撮影をするため、目隠し用の黒い幕
高さ約2.5m・幅20m
の大きさの幕を2024年4月30日から設置準備を開始しました。
2023年から呼びかけしていたが改善されず
昨年の2023年から、外国語で注意を看板の設置等で呼びかけていましたが、状況は改善されないようでした。↓↓
町は去年から、外国語で注意を呼びかける看板の設置や、警備員を配置するなどの対策を行ってきましたが、状況が改善されなかったため
Yahooニュースより引用
山梨県富士河口湖町にあるコンビニの建物越しに富士山を撮影しようと、外国人観光客らが道路を横断するなどの行為が後をたたないことから、町は富士山を見えなくする黒い幕を歩道に沿って設置することになりました。
Yahooニュースより引用
「目隠し幕」で富士山自体を見えないようにするのだ。 「歯科医院側の歩道に高さ2.5メートル、幅20メートルの黒い幕を張るのです。幕はメッシュで、さらにワイヤーも張られるので風であおられる心配はありません。
Yahooニュースより引用
この位置に幕を設置することによって、富士山が見える撮影ができなくなるからですね。
この設置は5月中旬に完了するそうです。
【理由5選】富士山ローソンに幕を設置するのはなぜ?
それでは、なぜ歯科医院の前に黒幕を設置することになったのか、もう少し詳しく理由を見ていきたいと思います。
理由①:無断駐車や病院に入れない
1つ目の理由は歯科医院の駐車場に無断で車と停めてしまう事です。
ローソンの前に歯科医院があるのですが、入口前で撮影をするため、患者さんが病院に入れなかったり、医院の駐車場に無断駐車したりで大迷惑になっているといいます。
Yahooニュースより
病院の専用駐車場に車を無断で停めてしまうと、来院する患者さんの車が停められなくなるので大迷惑ですね。
特にこの辺りの住民は車で移動する生活なので大変困ると思います。
理由②:ゴミやタバコのポイ捨て
2つ目の理由は「ゴミやタバコのポイ捨て」です。
病院の前にタバコの吸い殻や飲み干した紙コップやプラスチックごみが散乱しているようで、このままだと来院患者数が減ってしまい、経営面にも影響が出てしまうかもしれません。
さらにゴミやタバコのポイ捨ても多く、近所の人が1日に何度も掃除をしているそう。当初はご近所の方も『観光客が増えれば町のためになる』と協力的でしたが、最近はうんざり気味です」
Yahooニュースより
観光客は増えるのは有り難い事ですが、近所の人が1日に何回も清掃をしている苦労は耐え難いものがありますね。
理由③:病院の敷地内で写真撮影の商売をしている
3つ目の理由は、病院の敷地内で写真撮影の商売をしていることです。
歯科医院の入口前で撮影をするため、患者さんが病院に入るのが一苦労のようですが、敷地内で写真撮影の商売をしている行為は驚きですね。
例の富士山ローソン、なんとなくスラダン踏切と同様に中国人観光客ばっかなのかと思ったら、テレビではドイツ人とかイタリア人が紹介されていたし、そうでもないんかね。
— 出来損ない✍ (@Schizofrenia) April 29, 2024
でも私有地の敷地内で有料写真撮影サービスやるようなキチガイはまぁあの国だろうなあと。 pic.twitter.com/pMKRLok0db
理由④:人が横断して危険
4つ目の理由は道路を横断して交通事故が発生する可能性が高いと言うことです。
訪れた観光客が撮影のために車が多く走っている道路を横断したり、私有地に無断で入ったりするなどの行為が相次ぎ、地元の住民から苦情が寄せられていました。
FLASHより引用
地元住民はいつ横断するのかとても危険で不安だとの声が耐えないようです、
信号が赤だし、撮影してたので車間を空けたらコレ😤
— CHARA (@KZ3g5) October 6, 2023
英語を含めた何ヶ国語かの横断禁止の張り紙があるはずなんだけど。
宇宙人なのか?🤣#富士山#ローソン pic.twitter.com/y7wUa6LSlA
富士山ローソン、ほんと危なかった。
— 🦭💜 (@azarikalove) April 28, 2024
これは二階建て高速バスから見た景色なんだが、人があまりいない時間でもこれ。
周りをよく見ないで飛び出してくる人とかも多いからね… pic.twitter.com/dTL0tiRjtk
理由⑤:ガードマンの経費は年間760万で町の予算オーバー
5つ目の理由は1年前から町では警備員を配置して、交通整理をしているようですが観光客が増える一方で対応が困難である状況です。
年間760万円の予算で警備員を配置していますがこれ以上人数を増やすとなると、町の予算で賄うのも厳しいと思われます。
「まさに『局所的オーバーツーリズム(観光公害)』です。 河口湖町も交通事故など「不測の事態」を避けるため、1年前から警備員を配置して交通整理をしている。 「年間760万円の予算でガードマンさんに交通整理をお願いしています。近くには交番があるので、お巡りさんや警察OBの方も街頭に立ってくださいます。それでも3~4カ月前からの人出は、私たちの想像を超えています」(河口湖町役場の担当者)
IT mediaビジネスより引用
ローソンから安全対策発表
ローソンから富士山の撮影スポットの安全対策について発表文が出されました。
平素はローソンをご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
「ローソン河口湖駅前店」および「ローソン富士河口湖町役場前店」が富士山の撮影スポットとして人気となっていることから、近隣住民の皆様や店舗ご利用のお客様、その他多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます。
「ローソン河口湖駅前店」において、安全体制の強化を目的にこれまで本部社員を店舗に派遣するなどの対策を行ってまいりましたが、昨日5月4日に新たに多言語表記による道路の横断禁止の簡易看板を設置致しました。
また早急に、駐車場や道路での撮影が危険であることや道路横断やゴミの放置の禁止など公衆マナー遵守の看板を多言語表記にて設置予定です。
あわせて事故防止を目的に、警察や行政に相談の上、外部警備会社の専属警備員の配置を検討いたします。
「ローソン富士河口湖町役場前店」においても同様に注意喚起を目的とした多言語表記の看板を設置予定です。
今後も地域住民の皆様の生活の環境整備とご来店を頂く皆様への安全対策について、自治体及び警察への相談と連携を進め、対策を取らせて頂きます。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
自治体・警察・ローソンとの連携を強化して、町民の皆さんが快適に過ごしやすい方向に1日も早く進んでくれることを願っております。